40年ぶりの続編?の「ドクター・スリープ」の予習のために鑑賞。
【あらすじ】
雪に閉ざされたホテルで一冬の管理人を任された小説家一家が死ぬほど怖い思いをするお話。
怪物や悪霊、殺人鬼なんかが出てくるカラッとした海外ホラーとも怨霊に付き纏われるジメジメした和製ホラーとも違う。
初めて観たときこんなホラー映画があるのかと衝撃を受けました。
この映画を観るとき、ホテル全体が纏う得体の知れない何かと対峙しなければなりません。
双子
237号室の◯◯
謎のバーテンとダンスホールの人々
謎の動物っぽい何か
血の海
これらが一体何者なのか説明は一切ありません。
前任者の亡霊?インディアンの呪い?
とにかく訳の分からない不気味な何かを見せつけられます。
ペニーワイズより怖いです。
そしてホテルの住人に勝るとも劣らないジャック・ニコルソンの怪演。
怯える奥さんも怖い🔪
ちびっこのダニーでさえ怖い(REDЯUM)
キューブリック印なので映像も音楽も一級品です。
ステディカムで人物を追いかけながら撮るカメラワークはホテルの中にいるような気分にさせます。
徹底してシンメトリーの構図、やたらとお洒落なホテルの内装や調度品も見応え有り。
不安を煽る音楽も素晴らしい。
ワーナーのロゴが出た後の一音目から気味の悪さMAXです。
色々と不気味ではありますが普通のホラー映画とは少し趣きが違うのでもしかしたらホラーが苦手な人でもこれはいけるんじゃないかと思ったりします。
少なくともびっくりするシーンや痛いシーンはほとんどありません。
原作を読めば細かいところが分かるそうですがホテルに着く前に挫折してしまいました…
でも映画版は何度でも観てしまいます。
それくらいこの映画が醸し出す気味の悪さは格別です。
個人的には細かいことは考えずにあえて訳が分からないことに対する恐怖を味わいながら観るのが好きです。
でも結局観終わってからネットで詳しい解説見ちゃうんですけどね笑