新世代青春ムービー！
短編アニメーションBaoの評価で長編への切符を手にしたドミーシー監督の初作品
ディズニーの影響か制作陣にこれでもかと女性を起用。またかなり日本の漫画表現を参考にしたとのこと。
【あらすじ】
母親の前ではいつも真面目で努力家のメイだが、彼女には恋をしたり、友達とハメを外して遊んだり、やりたいことが沢山あった。そんなメイはある出来事で感情をコントロールすることができなくなる。悩みを抱えたまま眠りに落ちた彼女が翌朝目を覚ますと、彼女はレッサーパンダに変身していた。
【評価】★5
邦題のせいで観てない人がどれだけいるというのか………
女性監督が自身の青春期をモチーフに多くの女性陣が協力して作った本作。
映像的な革新は無いし、凄い映像はないんだけど、色彩のトーンや絵柄が非常に拘っていてすんなり世界観に入れる。
特に日本アニメを参考にしたというデフォルメ表現のおかげで心理描写を深くまで掘るけど、コメディでいられたのが良かった。
ストーリーは違和感なく二転三転するので予想内でも最後までしっかり楽しめる。
吹替も主人公が特に素晴しく、いい演技してたなぁ。字幕は更にドンピシャな声優でどちらもオススメ♪
娘と母親の話だけど根底が「思春期と反抗期」というテーマに基づいてるので老若男女安心して楽しめるのが良い。ITが思春期をホラーとして昇華したのならこっちはコメディとして昇華した感じ。
トロント出身の中国人というイメージを上手く利用したのも素晴らしい。
個人的には音楽も素晴しかったなー。
4townの主題歌もそうだけど、サントラも✨✨
【感想】
絶対つまんねーわ。と思って申し訳ない！
邦題が悪い！！！
聞いてた通りの毒親だったけど、十二分有り得そうな絶妙さが素晴らしかった。
特に前半の共感性羞恥はキツいのに笑える描写！ベッド下ネタは万国共通なのか笑笑
4townのダサさも楽曲の良さもハマってて、中学生を等身大で表してたなぁー。女性はドンピシャ過ぎるのでは？？？「勝手に震えてろ」みたいに感想きいてみたい。
笑って泣けて懐かしくも新しい次世代青春ムービー。ピクサーも全盛期の若手がここまで登ってきたか。