直接の関係はありませんがデ・ニーロとパチーノのマフィア映画「アイリッシュマン」が今日から公開ということで。
合わなければ3時間無駄にしたなーと思い、ビビっとくれば一生付き合うことになる映画。
あらゆるオールタイムベストでほぼ3位以内には入るこの映画、古い、長い、暗そう、と敬遠するのは勿体無い!
陰気臭くて暴力的なマフィア映画と侮ることなかれ、家族の愛を描いた壮大な物語です。
あらすじは特に知らなくて大丈夫です。
マーロン・ブランドとアル・パチーノが出てて愛のテーマ(暴走族が好きなあれ)が流れることを知ってれば十分です。
序盤の結婚式が鬼門ですが映像が美しいのでなんとかなります。
屋外の柔らかな自然光とドレスのピンク、屋内の暗がりとタキシードの黒、薔薇の真紅。
どのカットを見ても古いフィルム写真のような美しさです。
退屈極まりないと思ったら映像美に浸りましょう。
中盤以降話が動き出すと一気に面白くなります。
俳優の鬼気迫る演技と殺るか殺られるかという緊張感に目が離せません。
マーロン・ブランドは圧倒的な存在感!
当時40代だったというから驚きです。
アル・パチーノ演じるマイケルの変貌も凄い。
正義感溢れる優しそうな青年が冷酷なドンになっていく姿には恐怖すら覚えます。
他の脇を固めるキャラクターも魅力的。
マイケルの二人の兄、古株の幹部クレメンザ、マイケルの恋人ケイ、みんなキャラが立っています。
登場人物の相関図は正直言って初見では全く理解できません。
誰が味方で誰が敵かすら分かりません。
でもそれを知りたいと思って何度も観てしまう魅力があります。
そして観る度に新しい発見があります。
あいつが実は敵と密通していてあそこで裏切りがバレて…みたいなことに気づく快感を味わえます。
また、2回目以降は登場人物の心情にも思いを巡らせて観るのも楽しいです。
ニーノ・ロータとカーマイン・コッポラによる音楽の素晴らしさは言うまでもありません。
有名な愛のテーマだけでなく、ゴッドファーザー・ワルツもエンドタイトルも名曲です。
マフィア映画なのでそれなりに血は流れますが、他の映画と比べるとかなり上品な方です。
実際マフィアを美化しているという批判があったくらい犯罪組織を綺麗に描いています。
しかしその上品さが大衆に受け入れられた理由でしょう。
やはりマフィア映画というよりヒューマンドラマに分類したくなります。
長くて疲れますが、観終わった後「映画を観たぞ!」という充足感に浸ることができる大作です。
あとパスタ茹でてワイン飲みたくなります。
パート1に嵌ればパート2を観ないという選択肢は無いでしょう。
レビューの通り、序盤で諦めた人です笑
タブレットでアマプラだとアニメみたいに切っちゃうから良くないんだよな〜。
定例会でやるか………
序盤は登場人物の紹介と舞台の説明で直線的な物語がほとんどないので話が本題に入る34分頃から観始めても大丈夫だったりします笑
あと本編が長く場面転換も多いので途中停止しても問題無い箇所は多いです。
最初の方はキャラクターと舞台の説明で直線的なストーリーはあまりないので序盤がキツかったら話が本題に入る34分くらいから観始めても問題無かったりします。
序盤はキャラクターと舞台の紹介なので話が本題に入る34分ごろから観始めても意外と大丈夫だったりします。
あと長くて場面転換も多いので途中停止できる箇所も結構多いです。