イニシェリン島の精霊

2時間で満足させてくれない贅沢さ。スリービルボードの監督の最新作。

【あらすじ】
孤島にて、昨日まで親友だったおっさんと爺さんがいきなり絶交。理由を教えてくれよ…

【感想】
まるで国語の教科書のように行間を読ませてきやがる。
瞬時に咀嚼しづらい、言語化しづらいメッセージをバシバシぶつけてくるので分かりやすいエンタメとは別方向で「これぞ映画!」と言いたくなる作品でした。
一瞬で満足するせいで一週間後には忘れてしまうような(いい意味で)単純な映画とは違った味わいがあります。
もちろん分かりやすいユーモアもあるけどスリービルボードよりスルメ感が強い気がします。
拙い感想ですが、映画単なる娯楽ではなく芸術として生き延びるにはこういう作品も必要だと思います。
頑張れサーチライトピクチャーズ!

全然分かんなくてもイギリスの名優の演技だけでもお釣りくる映画なのでオススメ!
個人的にはバリー・コーガンのクソガキ映画が1本増えただけで大満足でした笑

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