ホラーとしてより恋愛映画として観る怖さ
へレディタリーでヤバイ監督が表れた!と注目されたアリ・アスターの作品。アリは33歳と海外では若手監督が台頭してきてるなぁ。あとディレクターズカット版が長いけどこっちの方がオススメみたい✨✨あ、エログロ不安定感満載なのて作品自体はオススメしません笑
【あらすじ】
思いがけない事故で家族を亡くした大学生のダニーは、人里離れた土地で90年に1度行われる祝祭に参加するため、恋人や友人ら5人でスウェーデンに行く。
【評価】★5
好きかどうかは置いておいて、素晴らしい作品には違いないのよ。この感覚は冷たい熱帯魚に似てるなぁ。
映像は圧倒的自然美!ではなく、敢えてフワッとした美しさを強調。それが怖さを誘うというか映像への拘りが凄い。そもそもホラーなのに白夜という設定で、視えない怖さより視える怖さを重視😱
なのでバンバン目に入ってくる伏線と視覚効果。前半は理性的に気持ち悪い壁画やイベント、後半は本能的に気持ち悪い映像やサブリミナル等の魅せるホラーが凄い。
ストーリーはミステリではないので答えはないんだけど、伏線の散りばめ方と設定のディテールが尋常じゃない😏だからミステリ以上に考える楽しみと設定を探る楽しみがあるよ❀
監督がダークコメディにしたかったと言うとおり、笑いどころもかなりある。みんな結構良い演技だったしね!
【感想】
何も考えずに観たら「何だこれ笑」となるけど、これは恋愛映画だ!という監督の発言を考えると色々辻褄が合って怖くなるのよ。観たカップルが続々と別れているというのも納得!
そうやって映画を顧みると初回は気づかなかった設定や伏線がどんどん出てきて、そこから妄想でストーリーを考察する楽しさがヤバイ✨✨もしかしてアイツが家族を殺した?とかね。リピートする気持ちが凄く分かるわ。
糞みたいな男(女)もその友達も幸せそうなカップルも全て死んでしまえ💀という解放感を味わおうぜ!!!