遅れてきた反抗期?
東海テレビが毎年映画化してるドキュメントシリーズの一本。物凄い反響でロングランが続いてるよ。
愛知県にある高蔵寺ニュータウンで、雑木林に囲まれ野菜や果物を育て、ほぼ自給自足の生活を営む津端修一氏と妻の英子さん。以前は日本住宅公団に勤務していた津端氏は、同ニュータウンの設計を任され自然との共生を目指すが、高度経済成長期の影響により完成したのは大規模で画一的な街だった。
【ネタバレ注意】
序盤はただ老夫婦の仲睦まじい風景を見せられるだけ、ただ何故かこれが美しい。
それは二人が作る農作用ボードのコメントや料理の数々が機知に富んでいて育ちの美しさみたいなのを全面に編集したからだと思う。
しかしやってる事は闇が深いぞ。自分のスタイルの正しさを主張する事なく体現し続けるって本当に難しい事だし、それに付いていく女性も凄いとしか言いようかない💦💦
後輩の「なんでスローライフに行っちゃったかなぁ」と物憂げに語るシーンが象徴するように、本人は悪くないんだからさっさと次の仕事でやりたい事やるか、稼ぎまくるかすれば全く違う人生だったんだろうなぁと。
自分の信念ってなんだろうか?と考えさせられるけど一般人に信念なんて崇高な物は不要なのかも💦と思っちゃう。持ちたいけどね。重いよな…‥…‥
御主人が亡くなってからの夫人の話にフォーカスがあたりがちだけど、尽くした女性もすごいんだけど、個人的には主人の生き方に感銘をうけた作品でした。憧れないけどな(T_T)