オリジナルでは久々に傑作のシナリオ!
東京新聞記者・望月衣塑子の著書を原案にしたサスペンスドラマ。何故か人気韓国女優を主演に抜擢した作品。日本アカデミー賞を総ナメでした✨✨
【あらすじ】
東都新聞の記者・吉岡は、大学新設計画にまつわる極秘情報の匿名FAXを受け取り、調査を始める。日本人の父と韓国人の母を持ち、アメリカで育った吉岡はある思いから日本の新聞社に在職していた。
【評価】★5
久々にオリジナル脚本でちゃんとエンタメ化できてるサスペンスに出会った感じ。池井戸並のエンタメ感が良かった。そしてエンタメしてるんだけど、社会派作品としての意地みたいのをみせつけられたぜ👏森友学園ネタと新聞記者のエッセイからよくここまで作れたなー。
シナリオも良いんだけど本作の突筆すべきは主演二人の演技と俳優周りの演出。シムウンギョンはほんと嗚咽が上手い。クドいけども笑
松坂桃李はこーいう役を完璧に身に着けたなぁとしみじみ。1個でも得意な役あると俳優として楽よね。ラストシーンの表情は演出と相まって素晴らしかったです💫
全然話題にならなかったのが勿体無い作品。アカデミー賞受賞してよかったよ。
【感想】
ほんとに内閣情報調査室ってあるのね💦💦
やってる事がただのステマでちょっと笑えた。タイミングよく、電通ワニネタで盛り上がってるしね。
今回は凄く感じのいい記者が主役だったけど、本当のジャーナリズムは相手の心情に寄り添わない事だったりするので、そこら編はエンタメ物として割り切ったかな。ちょっとだけケビンカーターの話を思いだしたりしてた🐔
話題になってるラストシーンは普通に納得できた。答えが明確だし、エンタメで脚色したけど原案の新聞記者をリスペクトした形になってるんでしょう。(未読だけど)
問題提起のため、わざわざアメリカ帰りの韓国人をメインに据えてるんだし。
「誰よりも自分を信じ疑え」っていうコピーは結構気に入ってるので使わせてもらいます✨✨